川崎市は、大正13(1924)年に、川崎町と大師町、御幸村の合併により市制がスタートし、今年7月1日に市制100周年を迎えました。人口5万人から始まった川崎市は、工業都市としての発展や環境問題などを経て、政令指定都市として人口155万人を超える大都市に成長し、多くの先端産業が集積するとともに、スポーツ・音楽など多彩な魅力を持つ都市として、今なお成長を続けています。
この歴史的な節目に、川崎の歴史や文化を知り、先人の功績に感謝しながら、さまざまな市民・企業・団体の皆様とともに記念事業に取り組むことで、多くの方々に川崎への「愛着」と「誇り」を持っていいただくとともに、「あたらしい川崎」を生み出していくため、飛躍祭や市制100周年記念式典を皮切りに、年間を通して、全国都市緑化かわさきフェアやみんなの川崎祭のほか、多くの市制100周年記念事業やプロジェクトなど、市制100周年を盛り上げるアクションが市内全域で行われます。
環境局でも、100周年記念事業として、今回ご紹介する6つの事業を行うほか、さまざまな事業や取組に参加して、多くの方々とともに、川崎を「知って」「関わって」「好きになる」取組を進めます。この1年間、みんなで創り出すさまざまなイベントに足を運んで、川崎で育まれてきた多彩な魅力に触れて新たな「好き」をぜひ発見してみてください。
スマートフォンアプリ「Biome(バイオーム)」を使って、川崎で見つけた生き物の写真を投稿するイベントを開催します。
「Biome(バイオーム)」は、最新の名前判定AIによって生き物の名前を判定してくれるほか、クエストを達成してレベルアップなど、ゲーム感覚でより生き物探しを楽しめる仕掛けが充実しています。さらに全国都市緑化かわさきフェアの開催期間中(10月19日~11月17日)にフェア会場のいずれかで生き物写真を投稿すると、「カワスイ 川崎水族館」の入館料が3割引きになります。
緑あふれるかわさきフェア会場で、植物や昆虫などたくさんの生き物を見つけてみてください!
秋の投稿募集期間は10月1日(火)から11月30(土)まで。
ポイ捨てのない、きれいなまちを目指して、地域や企業、ボランティア団体、若者等が一緒にごみ拾いをします。YouTube動画の配信、環境行動変容アプリ「Green CarbOn Club」との連携、参加賞の配布なども予定しています。美化活動を始めるきっかけに、ぜひご参加ください。
全2回のうち、1回目は11月10日(日)に脱炭素モデル地区の高津区溝口周辺で開催します。ごみ拾いの後は、市長との車座集会を行います。(インターネット配信、傍聴者募集予定です)
「脱炭素アクション」この⾔葉だけを聞くと「少し難しそう」という印象を持つかもしれません。でも、じつは身近で楽しく生活に取り入れることができるものなのです。
脱炭素化に資する取組をしている企業や地域の飲食店、学生等と一緒に、食・資源循環・住まいなど様々な脱炭素・サステナブルの取組を体験できるイベント「まるっとサステナフェスティバル」、「まるっとサステナ グルメウィーク」を開催します!
今年は新たに「サステナブルファッションショー」も一緒に開催する予定です。
ファッションショーのお手本となるようなゲストをお招きするほか、市民のみなさまにもご参加いただけるものとなっていますので、是非お越しください!
詳細はこちらからご覧ください。
「かわさきの環境・100年」企画展を本年7月から、市内4つの会場で開催しています。展示は、本市が発展してきた歴史や、公害の発生などについて、本市が所蔵している写真や映像などから振り返ることで、環境の大切さを知り、未来の環境を考えていただく内容としていますので、ぜひご覧ください。
また、8月には、未来の環境を担う子供たちを対象とし、大気・水環境に関する実験や、リサイクル品を使った工作を体験するワークショップを企画展と同時に開催しました。
これらの川崎の公害や廃棄物等の歴史に関する資料をデータ化し、過去から未来へつなげるためのデジタルアーカイブサイトを10月に公開予定ですのでこちらもお楽しみに!
次回の開催は10月19日(土) ~11月17日(日)、全国都市緑化かわさきフェア会場になっている富士見公園パークセンターです。
詳細や他の開催期間はこちらからご覧ください。
環境局では市制100周年を記念して、「こども環境ポスターコンクール」を開催します。未来の地球を担う小学生たちが環境について考え、アイデアを絵や標語で自由に表現します。
テーマは「地球にやさしい未来の環境をみんなでつくろう!」です。「3R」、「まちの美化」、「脱炭素化」、「自然共生」、「大気や水」など環境について考え行動するきっかけに!
対象は市内在住・在学の小学生です。金賞、銀賞、銅賞受賞者は11月7日(木)に表彰式を実施します。
詳細はこちらからご覧ください。
川崎市には、高度なプラスチックリサイクル拠点が多く集積しています。そのリサイクル能力は、市民の皆様が排出したペットボトルの量の約7倍、プラスチック製容器包装(プラスチック資源)は約14倍もあり、市内のみならず他都市のプラスチックのリサイクルも行っており、脱炭素社会の実現に貢献しています。
このような特徴を知ってもらうため、市制100周年を記念した首掛けPOP付きの飲料を作製しました。この飲料は市民の皆様が分別したペットボトルを市内事業者がリサイクルして作られており、市制100周年や緑化フェアなどのイベントで配布していきます。
この他にも、リサイクル素材を使用した緑化フェアグッズの作製やワークショップの開催など、100周年事業等と連携した様々な取組を予定しています。
太陽光のお悩み、プロが解説!
講師として一般社団法人 太陽光発電協会の小島盛利氏をお招きし、個人住宅での太陽光発電に関する基本知識や、導入のメリット、設置時に気を付けるべきポイントなどについて学ぶ市民向けセミナーを開催します。
セミナー終了後は希望者を対象に個別相談会を実施予定です。
太陽光発電に興味がある方は、是非ご参加ください!
※定員30名(応募多数の場合は抽選とさせていただきます)
詳しくは市HPをご確認ください。
市では、緑豊かなまちづくりを実現するため、市政100周年にあたる令和6年度までに150万本の植樹をめざす「市民150万本植樹運動」を展開しており、毎年、都市緑化月間の10月に植樹祭を開催しています。
式典及び記念植樹の他、どなたでも参加可能な一般植樹を実施しますので、皆さまのご参加をお待ちしています。
会場に駐車場はありませんので、公共交通機関を利用してください
里山の手入れを行い、保全・再生することは、緑地の安全性や質、生物多様性の維持向上に繋がります。一方、環境保全に対する関心の高まりから、地域の緑を守るため市民にできる手入れを行いたいとの声も聞こえてきます。講座を通して川崎の里山に関心を持ち、実際に活動を始める人材を育成するとともに、即戦力として緑地の整備に貢献する仕組みを構築します。都合の良い日程、希望の内容を選んでご参加ください!
問合せ:(公財)川崎市公園緑地協会「かわさきの森づくり」係
大型車の走行が多い産業道路の沿道は、依然として川崎市内でも二酸化窒素の濃度が高い傾向にあります。市では、二酸化窒素の濃度が高くなりやすい11月から翌年2月に、産業道路を利用する事業者に対し環境にやさしい行動に取り組むよう呼び掛けるとともに、市民に周知を行うキャンペーンを実施します。
キャンペーンにエントリーいただいた事業者名は、市のウェブサイトに掲載するほか、川崎区内を走行するバスの車内広告ポスターに掲載を行います。
※キャンペーンのエントリーは令和7年2月28日(金)まで可能ですが、ポスターへの掲載を希望される事業者は令和6年10月20日(日)までにエントリーをお願いします。
問合せ: 環境局地域環境共創課 TEL :200-2530 Mail: 30kyoso@city.kawasaki.jp
土壌汚染対策法(以下「法」という。)及び川崎市公害防止等生活環境の保全に関する条例(以下「条例」という。)では、施設の廃止や事業所の移転、土地の再開発等といった機会に、事業者又は土地所有者等(以下「事業者等」という。)に対して、土壌調査の義務が生じる場合があります。
令和5年度に法又は条例に基づき、事業者等が土壌調査を実施した件数は57件でした。このうち、土壌汚染が新たに確認されたものは24件となっています。
本市では、土壌調査により汚染が確認された土地における、法又は条例に基づいた汚染土壌の処理対策の実施及び適正な管理について、事業者等への指導や助言を行うとともに、土壌汚染の状況及び処理対策の実施状況を随時公表しています。公表している情報は環境局環境保全課の窓口にて台帳でご覧になれます。また、公表情報の概要については市ホームページに掲載しています。
問合せ:環境局環境保全課 TEL 200-2534 FAX 200-3921
市では、ごみ焼却灰の埋立に伴い、廃棄物の最終処分場である浮島埋立処分場において、敷地境界の空間放射線量(ガンマ線)及び内水の放射能濃度(放射性セシウム濃度)について測定を行っています。7月の測定結果は次のとおりです。詳しくは市ホームページをご覧ください。
問合せ:環境局処理計画課 TEL 200-2590 FAX 200-3923
●二酸化窒素(NO2):全局で日平均値が0.06ppm以下でした。
●浮遊粒子状物質(SPM):全局で環境基準の短期的評価に適合しました。
●光化学オキシダント(Ox):市内に光化学スモッグ注意報が7月4日(今年度2回目)、7月5日(今年度3回目)、7月6日(今年度4回目)、7月18日(今年度5回目)、7月22日(今年度6回目)に発令されました。
●微小粒子状物質(PM2.5):全局で日平均値が35μg/㎥以下でした。
注1:本データは最終確定値ではありませんので、後日修正することがあります。
注2:本表中のSPM における環境基準評価は、当月の測定結果について短期的評価を行ったものです。
1 二酸化窒素:1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下
2 浮遊粒子状物質:1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下
3 微小粒子状物質:1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下
詳しい測定データは、市のホームページをご覧ください。
問合せ:環境総合研究所地域環境公害監視担当 TEL 276-9096 FAX 288-3156
公害病被認定者数 1,086人(認定者総数 6,059人-認定失効者数 4,973人)
認定失効者数 4,973人(治癒等 2,106人+死亡者数 2,867人)
令和6年7月末現在(健康福祉局)
発行編集
川崎市環境局総務部企画課
電話044(200)2387(直通)
E-mail 30kikaku@city.kawasaki.jp